誇れる美肌をニキビ跡とは、ニキビが改善された後に炎症や傷や色素沈着が残ってしまう現象です。一度できてしまうと治りにくいものですので、ニキビができたら正しいケアを行うことが大切です。
ニキビ跡の種類としては、赤みが残るタイプ、茶色や紫色の色素沈着が残るタイプ、凸凹としたクレーター状になるタイプ等があります。それぞれ原因の異なるものですので、ケアを行う時には何が必要なのかをよく考え、効率の良い方法を模索していくようにします。
皮膚科で治療を受けたり毎日のお手入れを念入りに行う以外にも、生活習慣を整えることが有効です。しっかりと睡眠をとったり栄養のバランスを考えたり紫外線対策を徹底して適度な運動を取り入れることも重要です。

ニキビの種類ごとの原因を知る

肌に自信をニキビの種類ごとに原因は異なります。ケアを行う際には、原因に合った対処法が必要です。
赤みの残るニキビ跡は、赤ニキビを悪化させてしまい、膨らんだニキビが平らになった後も赤みが残ってしまっている状態です。ニキビができている時に起こった炎症が毛穴の周りでうっ血し、それが上手く吸収されずにいつまでも残ってしまうことが原因ですので、まずは赤ニキビができている時に炎症をそれ以上酷くしないようにケアを行う必要があります。基本は肌を清潔に保ち、雑菌の繁殖を防ぐことを考えます。皮膚の弱っている部分に雑菌が繁殖すると、更に状態を悪化させる可能性があります。清潔な皮膚に抗炎症作用のある軟膏をすり込めば、炎症を鎮めることができます。炎症時はとてもデリケートな状態であり、外的刺激にも敏感に反応しますので、普段よりもお手入れに気を使わなければなりません。赤ニキビができている時にこすったりすると、通常よりも多くのメラニンが生成されてしまいますし、正常な肌細胞の働きを阻害するのでうっ血した血液が吸収されにくくなります。
茶色や紫色の色素沈着が残るニキビ跡は、色によって原因が異なります。茶色の場合はシミの状態であり、メラニンが大量に生成されて順調に排出されないことが主な原因です。メラニンが上手く排出されない状態で更に紫外線などの外的刺激にさらされると、より色素が濃くなっていきます。紫色の場合は、ニキビによって炎症が起こった際に毛穴周辺の毛細血管が破裂して血がにじみ出ることが主な原因です。
凸凹としたクレーター状のニキビ跡は、もっとも厄介な部類に入ります。赤ニキビが悪化してしまい強い炎症が起こり、皮膚の組織まで破壊してしまうことが原因です。皮膚の組織は、一度破壊されてしまうと回復が難しく、凸凹の状態となって残ってしまいます。炎症の強いニキビができた時にはよりリスクが高くなりますので、気をつけなければなりません。
ニキビのタイプと原因を知ることができれば、あとはそれに合ったケアを行うだけです。軽度のニキビ跡なら自宅でのケアだけでも十分にきれいになりますし、皮膚科などを利用すれば本格的なケアを行うことができます。

症状に合わせたケア方法

赤みの残るニキビ跡はまだ軽い症状に入りますので、セルフケアだけでも薄くすることが可能です。赤みを改善するのに役立つのがビタミンCの含まれている化粧水や美容液であり、スキンケアを続けることで炎症を抑えたり皮脂の分泌量をコントロールすることができます。ビタミンCは肌に浸透しにくいと言われていますが、ビタミンC誘導体なら浸透しやすいので、より効果的です。お手入れの手順としては、最初に洗顔で余分な皮脂や汚れをしっかりと落とします。次に化粧水と乳液をつけ、仕上げとして気になる部分を集中的にケアするために美容液をつけます。イオン導入を行うと、普通に化粧品を使用する場合よりも何十倍もの浸透率が期待できますので、効率良くケアを行うことが可能です。化粧水ではビタミンC誘導体の含まれるものが適しており、乳液は保湿効果の高いものを使用します。
茶色や紫色のニキビ跡でも、セルフケアで改善できます。茶色の場合はメラニンを含む肌細胞を排出させなければなりませんので、ピーリングが効果的です。茶色の色素沈着は放っておいても肌のターンオーバーによって消えることがありますが、消えるまでの間に新たに紫外線を浴びたりしてメラニンが生成されてしまうと消えにくくなります。ピーリングなら、即効性がありますので素早く色素沈着を改善したい時に有効です。酸度の強いピーリング剤は作用が強いのですが、刺激が大き過ぎて肌に負担をかけてしまいますので注意が必要です。紫色の色素沈着は、肌細胞の働きを活性化させるためにビタミンC誘導体の化粧品をイオン導入で肌に浸透させるケアが効果的です。洗顔から美容液までの手順は赤ニキビと同様です。
凸凹としたクレーター状になると、セルフケアで改善させるのには長い時間を要します。皮膚科に通うと治療費は高くなりますが、本格的な施術を受けることができますし、短期間で肌の回復が望めます。行われている施術としては、ケミカルピーリングやフォトフェイシャル、FGF治療などがあります。ケミカルピーリングでは酸性の薬剤を使って古く角質を取り除き、フォトフェイシャルでは肌中のコラーゲン量を増やして細胞を活性化させます。FGF治療では窪んだ所にFGFを注射して細胞を増殖させます。

効果が高い皮膚科での治療

美肌を手に入れるニキビ跡を改善したいと考えるなら、やはり皮膚科に通うことがもっとも安全に行える対策となります。セルフケアでも、肌のターンオーバーを整えて保湿を徹底すれば良いコンディションを保つことができますが、ニキビ跡になっている部分は既にトラブルを抱えていますので、より注意しないと症状を悪化させてしまうこともあります。皮膚科では現在様々な治療法が行われており、新しい治療法もどんどん確立されています。
炎症のないタイプのニキビ跡なら、ケミカルピーリングが取り入れやすい方法です。酸で肌表面の角質を取り除くことで、新しい細胞が生まれるのを促します。代謝が良くなってターンオーバーが活性化されますので、自然と瑞々しい肌細胞が増えてきます。新しい肌細胞は保水力が高く、潤いも維持しやすいので、乾燥によるシワやたるみも防ぐことができます。肌の再生力が低下している時にニキビ跡ができやすいのですが、ケミカルピーリングを行うと強制的にリセットすることができます。
フォトフェイシャルは、美肌作り全般に役立つものとして認識されています。照射される光には肌中のコラーゲン生成能力を高める作用がありますので、潤いが低下した肌をよみがえらせることも可能です。水分と油分のバランスが良くなることにより、肌細胞の生まれ変わりが促進されます。ニキビ跡の赤みや色素沈着なども、古い細胞がはがれ落ちるのと同時に改善されていきますので、幅広いタイプに有効な方法です。
凸凹としたクレーター状のニキビ跡は、代謝を高めるだけでは改善することができません。そのようなケースで効果が期待できるがFGF治療であり、窪んでいる部分に線維芽細胞増殖因子を直接注入して細胞を増殖させる方法です。基本的にはコラーゲンやヒアルロン酸を注入する治療と同じようなものですが、コラーゲン等と比べると効果が長持ちするという特徴があります。凸凹としたクレーター状のニキビ跡も、この治療を受ければすぐに改善できます。効果が持続している間に他のケアも併用すれば、少しずつ根本的なケアが行えます。
このように皮膚科では本格的な治療が行われていますので、多少重い症状であっても改善が可能です。